御膳部祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 15:25 UTC 版)
神饌を調理し神に饗膳する祭りで、地区の7人の宮総代によって元旦と秋の例祭の年に2度行われる。 大晦日の午後9時前後になると総代2人が供え物を煮炊きする水を取りに山に入る(お水取り)。この時、総代らは他人に会ってはならないという禁忌があり、手拭いを被り顔を隠して行動する。その間、残りの総代らは炭を熾し、米を研ぐ準備をし、副食用の神饌調理の準備を行う。 お水取りから持ち帰った清水で米が研がれ、神聖な別火で炊飯が行われる。調理用道具は毎年新調され、味付けは醤油味のみ。総代らは年が明けるのを見計らって、7柱の神にそれぞれ7つの三方を用意し、漆器の碗に白飯と煮物を盛り付ける。年が明けると総代らは一人一膳を捧持し、神職の先導で本殿外陣まで直接献じる。宮司の祝詞が済み、玉串を捧げた後、御膳を社務所へ撤し終了となる。
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