後期ゴシック様式の市教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 08:58 UTC 版)
「ミヒェルシュタット」の記事における「後期ゴシック様式の市教会」の解説
1490年に完成した市教会は、カロリング時代にアインハルトによって建設された木造教会に替えて建てられた石造りの教会である。身廊の列柱や南北の翼廊の壁は1475年に造られた。内陣は1461年に造られたものだが、内陣前の北壁はカロリング時代のままである。1970年代に鐘楼はドイツで最も貴重な図書館の一つとして使われていた。この図書館は、14世紀にミヒェルシュタット出身のシュパイアー聖堂参事会会員ニコラウス・マッツが故郷の街とその市民に遺贈した書籍を含む千冊以上の書物を有していた。やがて図書館は改築されたミヒェルシュタット郵便局の倉庫に収容された。市教会の前身はこの地を水源とするキリアンスフロスという名前の小川の上に設けられたケルト=ゲルマン初期の霊場で、後のローマ時代にはミトラ教の宗教施設が設けられていた。内包されたキリアンスフロスは洗礼盤の他、街の泉にも水を供給していた。しかし、キリアンスフロスの本当の水源は市街の外にあり、墓地から遠くない場所で地中に一旦消え、市内中心部で再び湧出しているのである。
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