当初の案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:38 UTC 版)
「2010年のF1世界選手権」の記事における「当初の案」の解説
2009年4月29日にFIAが発表した2010年レギュレーションは以下の通り。 レース途中での給油禁止。これに伴い、予選を軽タンクで走行することが可能になった。 車体最低重量620kg(以前は605kg)。2009年の運動エネルギー回収システム (KERS) 導入により、特に背の高いドライバーは重量面で不利になっていた。そこで2010年からはマシンの最低重量が15kg引き上げられることで、ドライバーによる格差を減少させる。 タイヤウォーマーの禁止。 KERSは300km/h以上での作動は禁止。また、エネルギー貯蔵部(バッテリーやフライホイール)は、ドライバーシートとエンジン前部の間に収納しなければならない。 2010年からの新規参加チームにマシン輸送費などに対する補助を行う。 各F1チームには4,000万ポンドの予算キャップ導入のオプションが与えられる。予算キャップを選択しないチームは、これまでのテクニカルレギュレーションが導入されるが、予算キャップを導入したチームには、技術的に大きな自由が与えられることになる。 項目バジェットキャップ選択バジェットキャップ非選択テスト日数と走行距離無制限 1月1日から開幕戦までの間で15,000kmのみ 風洞スケール、流速の無制限 60%スケール、流速は50m/sまで エンジン無制限 1シーズン8基 ギヤボックス無制限 4レース1ギヤボックス フロントウイング10度の角度調整可能、回数は無制限 6度の角度調整可能、回数は1周あたり2回まで リヤウイングドライバーの操作で可変可能 可変禁止 KERS出力160kW 80kW KERS対象4輪 後輪のみ 駆動方式4輪駆動可 2輪駆動のみ
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