建築物・寺院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 05:06 UTC 版)
平城京には碁盤の目のような条坊制が布かれた。そこには多くの官衙(役所)が立てられ、貴族や庶民の家が瓦で葺き、柱には丹(に)を塗ることが奨励された。また、飛鳥に建てられた大寺院が次々と移転された。このようにして「咲く花のにおうが如く今盛りなり」と歌われた平城京が出来上がった。 聖武天皇により諸国に僧寺(国分寺)・尼寺(国分尼寺)を建て、それぞれに七重の塔を作り、『金光明最勝王経』と『妙法蓮華経』を一部ずつ置くことにした。その総本山と位置づけられる国分寺・総国分尼寺が東大寺、法華寺であり、東大寺大仏は、鎮護国家の象徴として建立された。この大事業を推進するには幅広い民衆の支持が必要であったため、行基を大僧正として迎え、協力を得た。 代表的な仏教建築 唐招提寺金堂、講堂 - 講堂は、平城宮の東朝集殿を移築改造したもの。 唐招提寺経蔵、宝庫 - 長屋王邸の遺構で正倉院より古い。 薬師寺東塔[要出典] - 平城京遷都後、白鳳様式で建立された天平建築とするのが通説だが、本薬師寺からの移建説もある。従って移建説に従えば、白鳳建築。 東大寺法華堂(三月堂)、転害門 正倉院宝庫(校倉造) 法隆寺東院夢殿 栄山寺八角堂
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