建築と改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 07:27 UTC 版)
文献資料などがないため正確な建築年代は定かでないが、構造手法などから17世紀後半に主屋が建てられたと推定されている。松向村では初となる石場建ての農家であり、近隣から見物に訪れる者もいた。平田家の屋敷は約1反の敷地にあり、西側に小高い山がある。主屋の西側には土蔵が、北側には納屋などがある。古くから東方の金峰山を信仰していたため、主屋は東面している。 建築後には何度かの改造が行われ、土間を縮小して居室部を拡張するなどしている。最初の改造は18世紀初頭頃である。文化・文政期(1804年~1830年)頃には最も大掛かりな改造が行われ、間取りの大幅な変更、馬屋の作り直しなどが行われた。幕末頃、1887年(明治20年)頃、1949年(昭和24年)頃にも改造を行い、1965年(昭和40年)頃には敷地内の隣接地に新居を建てたことで、それまでの主屋は物置となった。
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