廃盤状態と再発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/24 05:16 UTC 版)
「ノー・ニューヨーク」の記事における「廃盤状態と再発」の解説
『ノー・ニューヨーク』は賛否両論となり、多くのリスナーを刺激したが、後にリリース元のアンティルス・レコードが倒産、マスター音源が消失してしまった。その後しばらく同盤が入手しづらい状態になり、ニューヨークのレコードショップなどでは、80ドルで取引されるなど価格が高騰した。1995年には『ニューヨーク・タイムズ』で、廃盤となったアルバムのトップ10に『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』や『クラフトワーク』と並んで、『ノー・ニューヨーク』が挙げられた。 その後1997年に日本でCDとして再発されたのをはじめ、アメリカでも2005年に Lilith Records からCDとLP盤が再発された。再発後のレビューはおおむね好意的で、Allmusicでは「この影響力の大きいアルバムは、今でもニューヨークのノー・ウェーブ運動の決定的な記録である」と評され、『クリーム・マガジン』でも「『ノー・ニューヨーク』の音楽に魅了される人もいるだろうし、信じられないと思う人もいるだろう」とされた。2007年12月には、『ブレンダー・マガジン(英語版)』で発表された「史上最も優れたインディーロックのアルバム100」の65位に『ノー・ニューヨーク』がランクインした。
※この「廃盤状態と再発」の解説は、「ノー・ニューヨーク」の解説の一部です。
「廃盤状態と再発」を含む「ノー・ニューヨーク」の記事については、「ノー・ニューヨーク」の概要を参照ください。
- 廃盤状態と再発のページへのリンク