座標軸とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 人文 > 関数 > 直線 > 座標軸の意味・解説 

座標軸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/22 01:28 UTC 版)

座標軸(ざひょうじく: axis)は、座標系において導入される各次元の成分を示す為の数直線であり、複素数を表したり、平面もしくは空間における方向位置を説明づける(記事 座標に詳しい)。直交座標系では座標軸の交わる角度は90度であるが、それ以外の座標系では任意の角度である。また、曲線座標系においては座標軸も曲線で表される。

複素平面の場合

複素数α=a+bi をベクトルとみなして複素平面で表す場合、一般にはx軸を実軸、y軸を虚軸とする。すなわちx軸が複素数の実数成分を表し、y軸が虚数成分を表す。このとき、複素平面上に表された複素数の加法、減法、定数倍は対応する位置ベクトルの加法、減法、定数倍のベクトル演算に相当する。

座標平面の場合

2つの数の組(x,y)を座標で表す場合、その点は平面上の点に対応付けられる。そしてその平面を座標平面と呼ぶ。座標平面上の座標軸は2本の直線で示されるが、通常、直交座標系では横軸をx軸、縦軸をy軸にとる場合が大半である。また、上がy座標が大きくなるように配置した場合、x座標は左に向けて大きくなるようにも、右に向けて大きくなるようにも配置しうるが、通常は右に向けてx座標が大きくなるように配置する。

座標平面で関数f(x,y)を表現し、その関数を表す曲線(ないしは直線)と座標軸との交点が存在する場合、原点からx軸上の交点までをx切片と呼ぶ。そして、同じくy軸上の交点までをy切片と呼ぶ。高校数学までは関数はy=f(x)の陽関数の形式で表現される為、x切片は関数の値を意味しないので、y切片を単に切片と呼び表すことが多い。

座標平面上において、(x,y)の正負に基づいて象限が定義される。ただし、軸上の点は象限に含まない。

象限 xが負 xが正
yが正 第2象限 第1象限
yが負 第3象限 第4象限

座標空間の場合

3つの数の組(x,y,z)を座標で表す場合、その点は空間内の点に対応付けられる。そしてその空間を座標空間と呼ぶ。通常、直交座標系では直交するx軸, y軸, z軸の3軸を用いる。座標空間はx軸, y軸, z軸の向きにより、右手系と左手系と2つの表現方法が存在する。

時空間

上に加えてt軸(時間)を用いることもある。

関連項目





座標軸と同じ種類の言葉

このページでは「ウィキペディア」から座標軸を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から座標軸を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から座標軸 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「座標軸」の関連用語

1
座標面 デジタル大辞泉
100% |||||


3
y軸 デジタル大辞泉
94% |||||

4
座標系 デジタル大辞泉
94% |||||

5
直交座標 デジタル大辞泉
94% |||||


7
x軸 デジタル大辞泉
78% |||||

8
斜交座標 デジタル大辞泉
78% |||||



座標軸のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



座標軸のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの座標軸 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS