序章・時代背景とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 序章・時代背景の意味・解説 

序章・時代背景

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 16:57 UTC 版)

わがシッドの歌」の記事における「序章・時代背景」の解説

より詳細時代背景についてはエル・シッド参照 詩の冒頭唯一写本の第1)は逸失しているが、その内容は、ピダル編本や長南邦訳などでは『二十年代記スペイン語版)』や『第一総合年代記スペイン語版)』を元に復元されている。その要約以下のとおりである: カスティーリャ国のアルフォンソ王は、自分朝貢の礼をとっていイスラム教諸王国〔タイファ〕から年貢とりたてるべく、エル・シッドセビーリャ王国派遣。同じ用向きでガルシーア・オルドーニェス伯をグラナダ王国遣わしていた。 ところがガルシーア・オルドーニェス伯ら一党は、グラナダ王国結託してセビーリャ攻め入ったので、エル・シッドアルフォンソ王の庇護下にあるこの国を守るべく奮戦侵略軍をカブラスペイン語版)で撃破エル・シッドはガルシーア・オルドーニェス伯爵貴族いっときのあいだ捕としたので、王の股肱の臣たる彼らの怨恨を受ける。結果伯爵らの讒言によってエル・シッドは王の信を失う。 アルフォンソ王は、エル・シッド使命通り年貢納めたことに、いったんは「たいへん満足」したのであったが、エル・シッドとは過去のしこりがある王は、讒臣たちを信じようになった過去しがらみとは、エル・シッドはもともとは前王サンチョ2世重臣であったが、その王の暗殺機に弟のアルフォンソ6世登極したことにちなむ。新王に仕え条件としてエル・シッド旧臣は、謀殺にはなんら関わっていないという宣誓アルフォンソ王に求めたが、サンタ・ガデーア教会英語版)におけるその儀式で、エル・シッドしつように何度もその宣誓復唱させ、そのとき屈辱を王は後日拭い去れなかったという。

※この「序章・時代背景」の解説は、「わがシッドの歌」の解説の一部です。
「序章・時代背景」を含む「わがシッドの歌」の記事については、「わがシッドの歌」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「序章・時代背景」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「序章・時代背景」の関連用語

序章・時代背景のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



序章・時代背景のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのわがシッドの歌 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS