広畑地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 13:56 UTC 版)
「日本製鉄瀬戸内製鉄所」の記事における「広畑地区」の解説
姫路市南部、夢前川の河口に隣接し姫路港(広畑港)に面する場所に立地する工場である。播磨臨海工業地帯を形成する工場の一つ。 1939年(昭和14年)に日本製鐵(日鉄)によって銑鋼一貫製鉄所として建設された、比較的古い製鉄所である。戦後賠償に充てられる予定となったため1946年(昭和21年)に休止するが、解体はなされず4年後の1950年(昭和25年)に再開した。再開直後に日鉄が解体され広畑製鐵所は富士製鐵が継承、その後は同社の主力製鉄所として発展する。1970年(昭和45年)には八幡製鐵・富士製鐵の合併により新日鉄が発足すると、同社の広畑製鐵所となった。新日鉄は1970年代後半以降、各製鉄所の縮小・合理化を進めるが、その一環として広畑製鐵所は1993年(平成5年)に高炉を休止し、銑鋼一貫体制を廃止した。 現在の広畑製鐵所は、面積約641万平方メートル、従業員数は1,303 人(2019年3月31日時点)。高炉はないが冷鉄源溶解設備があり、年間100万トンの粗鋼生産量がある。現在では熱延・冷延鋼板やめっき鋼板、電磁鋼板など薄板の生産拠点である。
※この「広畑地区」の解説は、「日本製鉄瀬戸内製鉄所」の解説の一部です。
「広畑地区」を含む「日本製鉄瀬戸内製鉄所」の記事については、「日本製鉄瀬戸内製鉄所」の概要を参照ください。
- 広畑地区のページへのリンク