幾許とは? わかりやすく解説

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いく‐ばく【幾何/幾許】

読み方:いくばく

数量程度不明不定なことをいう語。どれほど。「—の利益得たか」

(「いくばくか」の形で)ある程度若干。「旅費はまだ—か残っている」

あとに係助詞「も」と打消しの語を伴って数量程度多くないことを表す。あまり。「余命—もない」「その後—もなくして事故再発した

「幾何」に似た言葉

いく‐だ【幾許】

読み方:いくだ

[副](下に打消しの語を伴って用いる)いくら。どれほど

さ寝そめて—もあらねば白妙の帯乞ふべしや恋も過ぎねば」〈二〇二三


ここ‐だ【幾許】

読み方:ここだ

[副]

数量の多いさまを表す。たくさん。多く

誰が園の梅の花そもひさかたの清き月夜(つくよ)に—散り来る」〈二三二五〉

程度はなはだしいさまを表す。こんなにもはなはだしくたいそう

荒磯(ありそ)越す波をかしこみ淡路島見ずや過ぎなむ—近きを」〈万・一一八〇〉


ここ‐ば【幾許】

読み方:ここば

[副]《「ここだ」の音変化数量程度はなはだしい意を表す。たくさん。たいそうはなはだしく

足柄(あしがり)のあきなの山に引こ舟のしり引かしもよ—児がたに」〈万・三四三一〉


ここ‐ら【幾許】

読み方:ここら

[副]

数量の多いさま。たくさん。多く

「—のおほやけ人に見せて恥を見せむ」〈竹取〉

程度はなはだしいさま。たいへん。非常に。

立ち寄れ梅の花笠匂ふのもなほわび人は—濡れけり」〈宇津保・春日詣


そくば‐く【若干/幾許】

読み方:そくばく

[副]そこばく」に同じ。

「—の油を取りて」〈紅葉金色夜叉


そこ‐ば【若干/幾許】

読み方:そこば

[副]そこばく」に同じ。

「神(かむ)からや—貴き」〈万・三九八五〉


そこば‐く【若干/幾許】

読み方:そこばく

[副]

いくらかいくつかそくばく

運動費の—を寄附した事もあった」〈広津和郎風雨強かるべし

「—選ばれたる人々劣らず御覧ぜらる」〈宇津保・吹上下〉

数量の多いさま。たくさん。多く

寄手討たれにければ、赤松わづかの勢になって」〈太平記・八〉

程度はなはだしいさま。たいへん。非常に。

「—広き天竺」〈今昔五・四


幾許

読み方:イクバク(ikubaku), ソコバク(sokobaku), ソクバク(sokubaku), イクダ(ikuda)

いくらか


幾許

読み方:コキシ(kokishi), コキダ(kokida), ココダ(kokoda), ココバ(kokoba), ココラ(kokora)

たくさん




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