幻の光とは? わかりやすく解説

幻の光

作者宮本輝

収載図書宮本輝全集 第13巻 幻の光・星々悲しみ五千回の生死真夏
出版社新潮社
刊行年月1993.4

収載図書宮本輝短篇
出版社集英社
刊行年月2007.11


幻の光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 21:48 UTC 版)

幻の光』(まぼろしのひかり)は、宮本輝の小説作品。新潮社の月刊誌『新潮』(1978年8月号)に掲載。1979年に単行本化され、1983年にテレビドラマ化・文庫本化された。1995年是枝裕和監督によって映画化された。

テレビドラマ

1983年11月4日に朝日放送テレビで放送された。

キャスト

スタッフ

映画

幻の光
Maborosi
監督 是枝裕和
脚本 荻田芳久
原作 宮本輝
製作 重延浩
出演者 江角マキコ
浅野忠信
内藤剛志
音楽 陳明章
撮影 中堀正夫
編集 大島ともよ
製作会社 テレビマンユニオン
配給 シネカノン
テレビマンユニオン
公開 1995年9月VIFF
1995年12月9日
上映時間 110分
製作国 日本
言語 日本語
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是枝の劇場映画デビュー作であり[1]、また江角マキコの映画デビュー作となった。夫を原因不明の自殺で失った女性の喪の作業(グリーフワーク)を、静かな視線で描写してゆく。ヴェネツィア国際映画祭金オゼッラ賞(撮影賞)を受賞するなど、国内外で高い評価を得た。

ストーリー

幼馴染の郁夫と結婚したゆみ子は、大阪で子供もできて幸せに暮らしていたが、なんの思い当たる原因もわからないまま、郁夫が電車にひかれて死んでしまう。郁夫は線路の真ん中を歩いていて、電車警笛にも振り返らなかったという。

世話をしてくれる人により能登に嫁いだゆみ子は、そこで心優しい人たちに囲まれ、夫・民雄と幸せ日々を取り戻すが、心の中には郁夫が自殺したわだかまりが根強く残っていた。

時折見せるゆみ子の不安げな様子に民雄も気が付き……。

キャスト

スタッフ

受賞

ラジオドラマ

1980年1月26日NHK-FM「ラジオ劇場」にて放送。脚色:川崎洋、演出:花房実。出演は渡辺美佐子と柾木卓。

1989年11月26日TBSラジオラジオ図書館」にて放送。脚色:雁田昇、演出:入江清彦。出演は小鹿みき

舞台

1996年2002年に、南果歩の一人芝居として舞台化されている。

脚注

  1. ^ 是枝監督にパルムドール 第71回カンヌ映画祭 日本経済新聞
  2. ^ 第19回日本アカデミー賞 優秀賞”. 日本アカデミー賞公式サイト. 日本アカデミー賞協会 (1996年3月23日). 2025年6月6日閲覧。

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