平成25年(2013年度)以降の試験体制(ジョブパス)の主な変更点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 09:50 UTC 版)
「ビジネス能力検定試験」の記事における「平成25年(2013年度)以降の試験体制(ジョブパス)の主な変更点」の解説
平成25年(2013年度)以降の検定試験は、これまでの試験体制とは大きく変更された。変更点を以下に列挙する。 名称が「ビジネス能力検定ジョブパス」に変更され、履歴書に書く際には「ビジネス能力検定ジョブパス」と書くように実施団体は受験者に記載を推奨している。 従来は1級は年間1回しか受験がなかったが、今回の「ビジネス能力検定ジョブパス」では年間2回実施する事になった。 従来は1級と2級が記述・論述問題が出題されたが、ジョブパス以降は1級のみ。 各級ともに試験範囲が現行の試験と大幅に異なる。特に1級に関しては試験範囲が従来と大幅に異なる。従来は選択問題は1級・2級は5択問題、3級問題は4択問題だが、ジョブパス以降は多伎選択で問題によって選択肢が異なる。 1級に関しては1次試験(マークシートと記述問題)と2次試験(論文問題と面接)があったが、1次試験に一本化。試験もマークシートは廃止されCBT試験で指定会場でパソコンに直接回答を入力する形態(パソコンによる記述問題)に変更される。採点は企業の人事・採用担当者が実施する予定。 1級の合格に関しては100点中60点が合格基準だが、配点が体系的知識問題50点、実践応用問題50点に分けられる。前方式の1級・2級同様に「記述問題40%の正答率でないと綜合得点が60%を超えても合格出来ない」同様に「最低基準」が設けられる。具体的は合計点60点以上に加えて、「体系的知識問題」が25点、実践応用問題が20点以上の得点が必要となり、更に体系的知識問題で基準点に満たない場合は実践応用問題が採点されない形式になる。 従来は2級で電卓の使用が認められていたが、ジョブパスでは2級は電卓の使用が禁止され、1級のみ使用が認められることになった。 従来どおり1級・2級・3級に受験制限はない。1級に関しては2級合格者が1年以内に1級を受験する場合に受験料が8,000円から5,000円に割引制度が設けられた。 2級に関しては現行試験では記述問題があるが、ジョブパスでは選択問題(多肢選択)のみに形式が変更される。 試験時間が1級・2級・3級のすべてにおいて以前より短くなる。1級と2級は120分から90分。3級は90分から60分にそれぞれ短縮される。
※この「平成25年(2013年度)以降の試験体制(ジョブパス)の主な変更点」の解説は、「ビジネス能力検定試験」の解説の一部です。
「平成25年(2013年度)以降の試験体制(ジョブパス)の主な変更点」を含む「ビジネス能力検定試験」の記事については、「ビジネス能力検定試験」の概要を参照ください。
- 平成25年以降の試験体制の主な変更点のページへのリンク