干潟再生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 17:07 UTC 版)
沿岸の埋め立てに伴い干潟面積は大きく減少しているが、海水の浄化作用があること、海生生物や野鳥の生息に欠かせない自然環境であることから、残された天然の干潟に対する保護運動が起きている。現在、東京湾に残る干潟は以下の通り。 野島海岸(神奈川県) 多摩川河口干潟 三枚洲(東京都) 三番瀬(千葉県) 谷津干潟(千葉県) 盤洲干潟(千葉県) 富津干潟(千葉県) 干潟は東京湾に生息するスズキやタイ、貝類など日本固有種を含む漁業価値の高い魚介類の稚魚の生息地となっており、これを保護・拡張することは環境面のみならず東京湾の漁業や観光(釣り)などの事業価値を高めることにもつながるため、その価値は大変高いものである。 東京都港区のお台場では、1990年代以降砂を運んで人工の干潟を作る試みが行われている。この人工干潟では、アサリを始めとする生き物が戻りつつある。
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