干潟の粒径
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 16:36 UTC 版)
基底は粒径が、2mm以上のものを礫、2〜0.2mmのものを粗砂、0.2〜0.02mmのものを細砂、0.02〜0.002mmのものをシルト、0.002mm未満のものを粘土と呼ぶ。構成している土砂の粒径によって砂質干潟と泥質干潟に分けることが出来る。主に細砂で構成される砂質干潟にはマテガイ・アサリ・シオフキなどが生息し、特に漁業対象種であるアサリについては、漁獲量の減少が問題となっており、アサリの漁獲量復活を狙った干潟再生の試みも見られる。一方、主にシルトで構成される泥質干潟にはアナジャコやゴカイ類など魚や鳥のエサとなる生物がそれぞれ生息している。静穏な河口付近など波の浸食が少ない場所に泥は堆積する。日本で最も大規模な泥干潟が有明海の干潟である。
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