幕臣とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 02:41 UTC 版)
松波孫一郎(まつなみまごいちろう) 北町奉行所の吟味方与力。金五と懇意であり、橘屋と情報交換しながら、互いに抱える事件の解決のために水面下で協力し合っている。十四郎とも、「塙さん」「松波さん」と呼び合うほど信頼し合う仲となった。 鰻が大好物。しかし、奥方の文代が鰻嫌いなので、もっぱら外で食べるしかない。 第11巻第4話の1年前に嫡男吉之助が誕生した。 近藤波江(こんどうなみえ) 金五の母。夫はすでに亡い。慶光寺内の役宅で寝泊まりすることが多い金五とは別に、自宅である下谷の御徒組組屋敷に、女中のお初と二人で住んでいる。昔から息子のことになると異常なほどの心配性で、過保護過干渉の気がある。 華枝(はなえ) 金五と同じ御徒組に属する御家人の娘で、子どものころから金五とは面識があった。しばらく大奥勤めをしていたが、暇をもらって帰宅して後、金五と縁談が持ち上がった。二人とも結婚には乗り気であったが、突然華枝は自害してしまう。それは、将軍の側室お多摩の方の息がかかった、光臨寺の住職日照が寺内で行なっている、おぞましい行為の犠牲になったためである。真相を知った金五は、十四郎らと共に華枝の仇討ちを果たした。 お初(おはつ) 近藤家の女中。波江の心配性や執念に振り回されている。
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