常盤公園 (さいたま市)とは? わかりやすく解説

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常盤公園 (さいたま市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/09 18:00 UTC 版)

常盤公園
常盤公園内

常盤公園(ときわこうえん)は、埼玉県さいたま市浦和区常盤にある公園。かつて浦和御殿浦和地方裁判所があった。面積は9669m2

概要

埼玉県の県庁所在地である、さいたま市浦和区(旧浦和市)の中心駅、浦和駅京浜東北線宇都宮線高崎線湘南新宿ライン)西口から北に700m、徒歩13分の場所に所在する。旧中山道から公園まで整備された道路(市場通り)があり、公園周辺は赤レンガ塀で囲まれていて、かつて浦和地方裁判所だった頃の面影を残している。公園内には東屋、遊具などがある。浦和駅周辺は住宅が密集しており、大きな公園は調神社周辺の調公園と常盤公園しかなく、貴重な緑と公園スペースであるとともに、一時避難所にも指定されている。なお、埼玉県庁を過ぎて西には浦和を代表する別所沼公園がある。

歴史

浦和御殿

常盤公園の近くは浦和宿の本陣があった。江戸時代初期の常盤公園の場所は「浦和御殿」と呼ばれ、徳川家康徳川秀忠鷹狩りの際の休憩所として使用された。その後1611年(慶長16年)に廃止され、御殿は取り壊されたが、廃止後も「御殿跡」「御林」と呼ばれ、江戸幕府に保護・管理された。

浦和地方裁判所

明治26年になると、浦和御殿の跡地である林地に浦和地方裁判所が建設された。赤レンガ堀や塀など当時の名残を現在も見ることができる。裁判所・検察庁は1973年(昭和48年)に現在の場所である県庁南の新庁舎(浦和刑務所跡地)に移転した(さいたま市成立後、浦和地方裁判所はさいたま地方裁判所、浦和地方検察庁はさいたま地方検察庁に変更)。裁判所跡地には常盤公園が1976年昭和51年)4月開園した。

常盤公園のキャラ木

裁判所があった頃からの名木であるキャラ(キャラボク)の木が現在も公園内に残され、浦和市時代から市指定天然記念物となっている。幹回り2.2m、根回り5m、高さ4mであったが、老木のため樹勢は衰えている。

周辺

参考文献

  • わがまち浦和

座標: 北緯35度51分44.3秒 東経139度39分3秒 / 北緯35.862306度 東経139.65083度 / 35.862306; 139.65083




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