工学における貢献
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/27 03:05 UTC 版)
クロメンコ社は、工学における卓越性、設計における創造性、システムにおける信頼性で知られていた。クロメンコ社の初期の従業員であるロジャー・シップルは、「研究開発部門に採用された人は、オフィスとコンピュータが与えられ、何をしたいかを訊かれた」と回想している。クロメンコ社が、マイクロコンピュータシステムにおいて世界で初めて開発したものには、デジタルカメラ(Cyclops)、カラーグラフィックスカード(Dazzler)、プログラマブルストレージ(Bytesaver)、メモリバンク切り換え、UNIX系OS(Cromix)などがある。 クロメンコ社は、スタンフォード大学やホームブリュー・コンピュータ・クラブ、さらには自社の販売代理店から、工学の分野に秀でた人材を得ていた。会社設立時の社員であるジョー・マクレート、カート・テゥィリガー、トム・マッカルモント、ジェリー・メイ、ハーブ・ルイス、マービン・カウシュは皆スタンフォード大学の学生だった。エド・ホールと王理瑱(英語版)は、ホームブリュー・コンピュータ・クラブを通じてクロメンコ社に入社した。Nik Ivancic、Boris Krtolica、エゴン・ザカライセック(英語版)は、クロメンコシステム用の構造工学ソフトウェアを開発していたユーゴスラビアの代理店から入社した。 クロメンコ社のエンジニアの何人かは、後にシリコンバレーで会社を設立した。ロジャー・シップル、ローラ・キング、ロイ・ハリントンはソフトウェア会社のInformixを設立した。トム・マッカルモントは、REgrid Power Inc.と後のMcCalmont Engineeringを設立した。ジェフ・ジョンソンはその後、UI Wizards, Inc.を設立し、ソフトウェアのユーザインターフェイス設計に関する本を出版した。
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