川本直
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 02:21 UTC 版)
川本 直 (かわもと なお) |
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誕生 | 1980年1月13日(45歳)![]() |
職業 | 小説家・文芸評論家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | ![]() |
最終学歴 | 立教大学中退 |
活動期間 | 2011年 - (文芸評論家として) 2021年 - (小説家として) |
ジャンル | 小説・評論・翻訳 |
代表作 | 『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』(2021年) |
主な受賞歴 | 読売文学賞(2021年) |
デビュー作 | 「ゴア・ヴィダル会見記」(2011年) |
公式サイト | 川本直 (@KawamotoNao11) - X(旧Twitter) |
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川本 直(かわもと なお、男性、1980年1月13日[1]- )は、日本の小説家・文芸評論家。
人物・来歴
東京都生まれ。暁星中学校・高等学校卒業。立教大学文学部英米文学科中退。2011年、アメリカの小説家ゴア・ヴィダルへのインタビューをロサンゼルスのヴィダル邸にて行い、「ゴア・ヴィダル会見記」を『新潮』に発表してデビュー。2014年、女装の世界に取材したノンフィクション『「男の娘」たち』を上梓したのち[2]、文芸評論に復帰し、アメリカ文学、イギリス文学、日本文学の評論と書評を『新潮』『文學界』『文藝』『週刊読書人』などに寄稿している。
2019年には樫原辰郎との共編著『吉田健一ふたたび』が第10回紀伊國屋じんぶん大賞第14位にランクインした[3]。2023年には続編にあたる樫原辰郎、武田将明との共編著『吉田健一に就て』を国書刊行会から刊行した。
2021年、初の小説である『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』で、第73回読売文学賞(小説部門)と第9回鮭児文学賞を受賞し、Twitter文学賞の後継である第2回みんなのつぶやき文学賞で国内篇第1位を獲得した[4]。同作は第35回三島由紀夫賞の候補にもなった[5]。
2025年には『新潮』2月号「特集 生誕一〇〇周年 よみがえる三島由紀夫」においてゴア・ヴィダルのエッセイ「三島の死」を本邦初訳。解説も担当し、翻訳家としても活動を開始した[6]。
著作
小説
ノンフィクション
- 『「男の娘」たち』(河出書房新社、2014年9月)
共編著
- 樫原辰郎共編『吉田健一ふたたび』(冨山房インターナショナル、2019年2月)
- 樫原辰郎、武田将明共編『吉田健一に就て』(国書刊行会、2023年10月)
共著
翻訳
手紙
- 「拝啓、三島由紀夫」(『新潮』2025年2月号、新潮社)
脚注
- ^ ツイッターより
- ^ 『「男の娘」たち :川本 直|河出書房新社』 。
- ^ “発表!!紀伊國屋じんぶん大賞2020――読者と選ぶ人文書ベスト30 | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店”. www.kinokuniya.co.jp. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “川本直のデビュー小説『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』が第2回「みんなのつぶやき文学賞」国内篇第1位に決定!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “三島由紀夫賞 | 新潮社”. 新潮社コーポレートサイト. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “『新潮』 | 新潮社”. 新潮社コーポレートサイト. 2025年5月3日閲覧。
外部リンク
川本直 (@kawamotonao11) - X(旧Twitter)
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