岩井橋
岩井橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:16 UTC 版)
岩井橋 選奨土木遺産選定の碑 岩井橋(いわいばし)は、大須通が堀川を越える地点に架けられた橋である。名古屋市中村区名駅南・中川区松重町(右岸)と中区大須・松原(左岸)とを結んでいる。 大須通は名古屋市が1919年(大正8年)より開始した、市内五大幹線道路開設の第1号として建設に着手された。堀川との交点に架橋された岩井橋は、鉄の供給事情が逼迫していた当時としては破格の431000円という金額を投じての鉄橋建設であった。建設当時日本橋梁に在籍していた関場茂樹による設計、名古屋高等工業学校(現名古屋工業大学)校長であった武田五一による意匠設計とされている。意匠の特徴としての橋側面の飾り板は、日本において第二次世界大戦以前に架けられた橋で現存するものとしては唯一となっている。 幹線道路が通る幅29.5mの橋であるが、1923年(大正12年)の架橋以降、1999年に床板改修工事が実施された他は架け替えられることなく現在(2014年時点)に至っている。 2007年度(平成19年度)には、土木学会により選奨土木遺産に選定されている。また、2011年10月17日付で名古屋市認定地域建造物資産に認定された。 地図
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