山王信号場とは? わかりやすく解説

山王信号場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/29 08:41 UTC 版)

山王信号場
ポイント付近(2013年4月)
(右へ分岐する線路は名古屋港線(通称))
さんのう
Sannō
金山 (1.5 km)
(1.8 km) 名古屋
所在地 名古屋市中川区露橋一丁目
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 中央本線
キロ程 395.1 km(東京起点)
電報略号 サン
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山王信号場
さんのう
Sannō
(1.2 km) 八幡(信)
所属路線 東海道本線貨物支線
(通称:名古屋港線
キロ程 0.0 km(山王信号場起点)
開業年月日 1962年昭和37年)10月10日[1]
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山王信号場(さんのうしんごうじょう)は、愛知県名古屋市中川区露橋1丁目にある東海旅客鉄道(JR東海)中央本線信号場である。

中央本線金山駅 - 名古屋駅間において東海道本線貨物支線(通称:名古屋港線)の名古屋港駅へ向かう路線を分岐するために設置された。

歴史

中央本線の複線化にともない、並行する東海道本線貨物支線(名古屋港線)を下り線として流用[注釈 1]したことから、その分岐点および単線複線の接続点として設置されたものである。名古屋港線自体は、1911年明治44年)から存在していた。

現在では所属路線たる東海道本線から直には入れない構造となっているが、これは1937年昭和12年)の名古屋駅改築移転によるルート変更で東海道本線・中央本線が入れ替わった結果である。

従前の配置では中央本線が名古屋駅構内で一番東側(東海道本線上で山側)にあり、現在の当信号場あたりから先、名古屋駅までの間は東海道線の本線と名古屋港線とが並走する形であった[注釈 2]

年表

構造

複線電化の中央本線から単線非電化の名古屋港線を分岐する形になっており、名古屋方面(中央本線下り線)へ向かう線路から分岐するため、塩尻方面(中央本線上り線)へ向かう線路からも名古屋港線に入線できるよう、上下線間の渡り線も設けられている。また、信号場の上を跨ぐ格好でソフトバンク(旧日本テレコム→ソフトバンクテレコム)名古屋センターがある(画像奥に写っている白い建物のこと)。

周辺

近隣に東海道本線尾頭橋駅がある。1995年に同駅が設置されるまでは、山王信号場から少し貨物支線を行った先にナゴヤ球場正門前駅が設けられ、ナゴヤ球場中日ドラゴンズの野球試合が行われる時に臨時列車が設定された。

隣の施設

東海旅客鉄道(JR東海)
CF 中央本線
金山駅 - 山王信号場 - 名古屋駅

かつて存在した路線

日本貨物鉄道(JR貨物)
東海道本線貨物支線(名古屋港線)
山王信号場 - 八幡信号場

脚注

注釈

  1. ^ 中央西線の上り列車(名古屋行き)が走る。
  2. ^ 名古屋駅#年表を参照。

出典

  1. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、190頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「中央本線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第4号、朝日新聞出版、2009年8月9日、27頁。 

関連項目





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