少尉候補者制度の終了
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 00:11 UTC 版)
「陸軍少尉候補者」の記事における「少尉候補者制度の終了」の解説
1945年(昭和20年)8月、太平洋戦争に関し日本政府はポツダム宣言の受諾を決定し、8月15日に玉音放送がされた。8月18日、全陸軍は与えられていた作戦任務を解かれ、各部隊、学校、官衙などの将兵は逐次復員した。これによって特に制度の廃止を定める法令を待たずに少尉候補者制度は自然消滅的に終了した。少尉に任官したのは第26期までであった。制度の根拠となっていた陸軍補充令は1946年(昭和21年)6月14日施行の「陸軍武官官等表等を廃止する勅令」(勅令第319号)により廃止され、同時に日本において公式に陸軍少尉は存在しなくなった。
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