小金城
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小金城(こがねじょう)は、千葉県松戸市大谷口付近(下総国葛飾郡)にあった日本の城。
注釈
- ^ 900mという記載もある[1]。
- ^ なお、小金城の発掘では瀬戸・常滑焼や中国産と見られる陶磁器も出土しており、こうした出土品からも小金が幅広い地域と水運を通じて結びついていた事実を示している。
- ^ 原氏の小金支配を巡っては、小金城の築城者を高城胤吉以前の原氏に求める意見もある。これは小金城や根木内城の遺構から室町時代の陶磁器が出土していることによる。原氏が戦国時代初期に小弓公方に追われて一時小金に拠点を置いていた事が知られており、高城氏以前の小金城(「前期小金城」)や根木内城などの小金付近のいずれかの城に原氏の拠点としての「小金城」があったと見られている。
- ^ ただし、北条氏康が野田政保(古河公方家臣)に充てた書状では、「(義氏は)当初は江戸城に移る予定であったものが、芳春院(義氏生母・氏康の姉妹)逝去などで準備が遅れたためにその代替で小金城に移られた。」と書かれており、小金城の改築中に偶々公方移座が重なっただけであるとする見方もある。
- ^ ただし、慶長5年7月23日に徳川家康に従って東軍(関ヶ原の戦い)に参加していた里見義康が小金に陣を設置しており、この陣が小金城と関連性があるともされるが不詳である。
出典
- ^ a b c d 千葉県教育委員会 2021, p. 144.
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