小型スクーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 17:09 UTC 版)
ステップスルーを可能にする車体形状では、ダイヤモンド型やクレードル型といった剛性の高いフレーム形状を採用出来ない。エンジンやトランスミッションは、スイングアームに一体化した「ユニットスイング」と呼ばれる機構を採用している。そのため重心が後よりになり後輪のバネ下荷重が大きく、多気筒のエンジンを搭載することはスペースの制限により難しい。ひざの間にタンクがないためニーグリップと呼ばれる乗車姿勢をとることができず、ひざを使った車体のコントロールや乗車姿勢の安定化が難しい。 小径タイヤを採用している車種が多く、それらは路面の凹凸の影響が大きく直進性が劣る場合がある。一方、アジア諸国では道路の整備状況が悪い、またヨーロッパでは石畳の道路が多く存在するといった理由から、大径のタイヤが採用されている場合が多い。
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