将校用フィールド・オーバーコート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:15 UTC 版)
「軍服 (第二次世界大戦の米陸軍)」の記事における「将校用フィールド・オーバーコート」の解説
1942年12月17日に将校用のフィールド・オーバーコートが承認された。いわゆるトレンチコートである。 前ボタンは一列5個のボタンのダブルブレストであり、通常は一番上のボタンを外して開襟で着用する。襟の裏にはボタンとタブがあり、襟を立てることができた。袖にはボタン付きのストラップがある。裾は歩きやすいようにまくり上げてボタンで留められるようになっている。左右の腰には切り込みポケットがあり、ポケット内にスリットがあり、ズボンのポケットに手を入れることができた。腰にはプラスチック製のバックルの付いた布ベルトが付いている。着脱式のウール製のライナーを取り付けることができた。 ODシェード2色とODシェード7色の二色があるが、恐らくフィールドジャケットの色調の変化に合わせたものと思われる。 もともとは全階級に支給される予定だったが、生地の不足と時間の問題から将校たちの手にしか届かなかった。 将校用フィールド・オーバーコートのオマール・ブラッドレー中将とジョーゼフ・ロートン・コリンズ少将(1944年) 将校用フィールド・オーバーコートのオマール・ブラッドレー中将ら(1944年か1945年)
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