寺社と文化財
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 02:21 UTC 版)
越畑集落の氏神として八坂神社があり、スサノオノミコトを祭神として鎌倉時代に創建された。樒原集落の氏神として四所神社があり、愛宕神社の奥宮を勧請して戦国時代末期の1552年に創建された。越畑には平安時代中期に開山した阿弥陀寺があり、地蔵盆には多くの住民が集まる。樒原には京都市指定有形文化財の般若寺があり、平安時代に作られた十一面観音立像や木造薬師如来坐像などが安置されている。樒原には稲荷大社もあり、白雪・末廣・松竹の三稲荷大明神が祭られている。樒原の最南部には愛宕神社一の鳥居があり、赤い鳥居が愛宕山登山道の目印となっている。 越畑には江戸時代前期に建てられた河原家住宅があり、庭のイチョウは2000年(平成12年)時点で樹齢200年以上と伝えられている。藤原鎌足の子孫が河原に改姓したことに始まり、16代目の河原源之充が当地に移り住んだ。主屋は明暦3年(1657年)、長屋門は元禄9年(1696年)に築造されており、建築年代が確定する民家としては京都市最古である。上層農民の暮らしを現代に伝える建築物として、1989年(平成元年)に京都市指定有形文化財となった。
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