寺社での鬼やらい・鬼追・鬼走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 16:27 UTC 版)
「追儺」の記事における「寺社での鬼やらい・鬼追・鬼走」の解説
日本では平安時代(11世紀頃)から宮中以外でも公家・陰陽師・宗教者などを中心に追儺の行事を実施する者が増加してゆくことにより、各地の寺社にも儺と関連した行事が根付いていった。それらの中には現在も修正会・修二会をはじめとした節分の行事としておこなわれているものもある。寺社での鬼遣・追儺の行事には、鬼のほかに毘沙門天などが登場したりもする。 古式を復活させ方相氏の面が用いられる追儺式を行っている寺社もあるが、地方の寺社や民間で行われてきた鬼やらいや節分の行事に疫鬼として登場するのは鬼の面をつけた(一般的なかたちの)鬼であることが多い。 鬼儺会(おにばらえ)(岩手県・達谷窟毘沙門堂) 儺負の神事(愛知県・国府宮) 追儺会・鬼追式(奈良県・法隆寺) - 毘沙門天が鬼を追う。 陀々堂の鬼はしり(奈良県・念仏寺) 修正会鬼祭り(佐賀県・竹崎観世音寺) 節分祭(京都府・平安神宮) - 方相氏が鬼たちを追う。
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