害鳥としての面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 07:29 UTC 版)
都市部でも、夜間に月明かりで民家や養魚場などの池に襲来して魚介類・両生類を漁る。このため、金魚や鯉などを飼っている個人や養殖業者、魚類を屋外飼育する自然公園などにとっては害鳥であり、東京動物園協会運営の東京ズーネットでも「招かれざる客」と紹介されたことがある。 日本全国の動物園や水族館のペンギン等のコーナーに侵入し、飼育員が与えた餌の魚を掠め取る様子も度々目撃されている。ペンギンは捕食者以外には興味を示さないため、ペンギンに威嚇されたりすることもなく、ゴイサギはすんなり溶け込んでいる。 ペンギンと背丈も同じくらいで、羽の配色も似ているため、ペンギンコーナーの外にいると客に「ペンギンが逃げている」と勘違いされることもある。 東京都の恩賜上野動物園では、幼鳥が目撃される等、園内で繁殖してゴイサギの数が増えすぎたことが問題となったほか、野鳥の侵入は鳥インフルエンザ等の病気持ち込みリスクもあることから、ペンギンコーナーにネットを張るなど侵入対策がとられている。
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