実況見分の実施
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 14:59 UTC 版)
「京都小学生殺害事件」の記事における「実況見分の実施」の解説
12月29日の午前10時49分から、日野小の校庭では実況見分が約2時間20分に渡って行われた。事件当時、北門近くにいた児童数人が保護者の付き添いのもとで立ち合ったが、「改めてショックがよみがえる」として参加を見合わせた児童もいた。保護者からは児童を撮影しないよう強い要望があり、捜査本部も学校のフェンスなどに工事用のシートを張り、周囲に制服警官約60人を配置して目隠しをしていたが、高さ5メートルの脚立を使用していたテレビ局が、PTAに抗議を受ける場面もあった。 この実況見分では、当日の午後1時から2時頃の様子が再現され、児童には当時と同じ場所にいてもらい、捜査員が犯人役を務めた。この実況見分によって前述の通り、犯人が襲撃直前に文化包丁以外の凶器を投げ捨てていたことがわかったほか、当時Aは友人と鬼ごっこをしており、「疲れた」としゃがみこんだところを襲われたこともわかった。 一方で、犯人がどの門から校庭に侵入したかは証言が「校庭南側の正門」「北門」と分かれ、特定することができなかった。
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