実在の動物との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 09:31 UTC 版)
奇蹄目バク科の哺乳類のバクは、この伝説上の獏と姿が類似する事から、この名前がついた。 なお、京都大学名誉教授 林巳奈夫の書いた『神と獣の紋様学―中国古代の神がみ―』によれば、古代中国の遺跡から、実在する動物であるバクをかたどったと見られる青銅器が出土している。このことから、古代中国にはバク(マレーバク)が生息しており、後世において絶滅したがために、伝説上の動物・獏として後世に伝わった可能性も否定はできない。なお古代中国においては、他にもアジアゾウ(英語版)やインドサイやスマトラサイやジャワサイ(英語版)が生息しており、雲南省の野生ゾウの個体群を除けばその後に絶滅している。
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