実体面と法廷地法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 実体面と法廷地法の意味・解説 

実体面と法廷地法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/08/30 16:22 UTC 版)

法廷地法」の記事における「実体面と法廷地法」の解説

手続面と区別され実体においては国際私法通じて外国私法民事実体法)を適用する余地がある。しかし、国際私法で採られる準拠法指定に関するルールは、問題となる法律関係本拠 (Sitz) を探求し本拠となる地の法を適用するというものである。そのため、法廷地の法律準拠法として適用する結果になったとしても、たまたま法廷地法適用する結果となったにすぎず、準拠法として法廷地法適用すべきというルールに従って法廷地の法律適用したわけではない。 もっとも、準拠法とされた外国法適用することが、法廷地の法秩序からは容認できない場合もある。このような場合外国法適用結果法廷地の公序反するとしてその適用排除されることがあり、そのような処理は法廷地法上の公序とされ、日本でも同旨の処理が認められている(法の適用に関する通則法42条(旧法33条))。その結果外国法適用排除され場合は、法廷地法適用されるとする立法例見解一般である。また、外国法適用結果法廷地の公序反す場合もあることに備え法廷地法累積適用することをルール化している場合もある(法の適用に関する通則法14条、17条、22条旧法11条))など)。

※この「実体面と法廷地法」の解説は、「法廷地法」の解説の一部です。
「実体面と法廷地法」を含む「法廷地法」の記事については、「法廷地法」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「実体面と法廷地法」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「実体面と法廷地法」の関連用語

1
34% |||||

実体面と法廷地法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



実体面と法廷地法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの法廷地法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS