定義と関連用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/28 00:04 UTC 版)
大西洋岸北西部を大まかに定義すれば、東西は太平洋から北アメリカの分水嶺まで、州で表現するとワシントン州の全部、オレゴン州、アイダホ州およびブリティッシュコロンビア州の大半、またアラスカ州、ユーコン準州およびカリフォルニア州の隣接する部分となる。他にカスケード山脈から派生したカスカディアという呼び方があり、太平洋岸北西部と同じような範囲を指すが定義はない。太平洋岸北西部という呼び方が19世紀初期に起源があり、かなり古いものである。 カスカディアは、1980年代に新造された新しい呼び方であり、地質学、生態学および気候学で使われ、またカスカディア独立運動というような時や地域市場を表現して小さな事業や組織に使われている。2つの言葉の中で、太平洋岸北西部のみがどの場合でも使われ、カスカディアが表すよりも広い範囲を含んでもいる。カスカディアはより海岸に近く、ワシントンとオレゴンの常緑樹林三角地帯に限られることがある。生態地域に関しては、カスカディアという言葉で、北アメリカの暖帯多雨林帯を通って太平洋に注ぐ川の水系と定義できる。 アメリカ合衆国では、太平洋岸北西部という言葉がアメリカ合衆国北西部の公式の地域大半に対して使われる。これには合衆国の州が含まれているが、カナダは含まれていないし、連続性からアラスカも除外されることがある。
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