孤立性心房細動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 05:16 UTC 版)
1954年にEvansやSwannらによって提唱された概念である。明らかな基礎疾患なく発症した心房細動を意味していた。しかしその概念は検査法の進歩によって変わってきた。臨床所見、心臓超音波検査、心肺疾患(たとえば肥大心、心不全、虚血心など)ならびに甲状腺疾患、高血圧などがないものとされている。予後良好とされているが60歳を超えると脳血管障害の頻度が増加する。そのため60歳以降は孤立性心房細動に含めないという意見もある。研究者によって定義が異なる。日本の心房細動治療(薬物)ガイドライン2013年改訂版では孤立性心房細動という用語は用いられなくなった。
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