存在論の歴史の解体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 21:10 UTC 版)
存在者としての存在(「在るもの」として「在ること」)についての研究としての「存在論」(Die Ontologie)は歴史的には、アリストテレスによって定義されたのであるが(『形而上学』)、ハイデッガーによれば、古代ギリシアに始まる「存在論」は、中世のスコラ哲学によって発展し、主に近世のフランシスコ・スアレスの影響の下、デカルト、カントを経てヘーゲルの論理学に息づいている。ハイデッガーは、漠然とした「存在了解」の源泉をたどり、現在に至る哲学的伝統の歴史の「解体」(Destruktion)を企てた(序論第2章第6節)。
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