天洋食品製の食品の劇薬等異物混入による事故
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「河北省食品輸出入集団天洋食品工場」の記事における「天洋食品製の食品の劇薬等異物混入による事故」の解説
詳細は「中国製冷凍餃子中毒事件」を参照 2007年12月下旬から2008年1月にかけて、中国の天洋食品が製造、ジェイティフーズが輸入、日本生活協同組合連合会が販売した冷凍餃子を食べた千葉県千葉市、市川市、兵庫県高砂市の3家族計10人が下痢や嘔吐などの中毒症状を訴え、このうち、市川市の女児が一時意識不明の重体になった。両県警が餃子を鑑定したところ、メタミドホスなど有機リン系殺虫剤が検出されたため、ジェイティフーズは同社製造の23品目、約58万点の自主回収を行うと発表。その後の詳細な鑑定の結果、市川市の家族が食べて吐き出した餃子の皮から3580ppm(3.58mg/g)、具から3160ppm(3.16mg/g)のメタミドホスが検出された。2010年3月16日、ギョーザに毒物を混入させた容疑で天洋食品の元従業員呂月庭容疑者が拘束された。日本政府の側には26日夜に通報された。動機は給料・待遇に対する不満や同僚とのトラブルで、個人的な鬱憤を晴らすためだった。また、毎日新聞の報道によれば、元従業員に対する判決が20日にあるという中国側からの通報が在中国日本大使館にあったと言う。
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