大雪山旭岳の山の生き物

日本の音風景100選

大雪山旭岳の山の生き物

北海道東川町 ●よく聞ける時期 ４月から６月末の早朝 ●よく聞けるところ 旭岳温泉街にある自然探勝路 ●寄りみち 旭岳の中腹にある姿見ノ池や層雲峡側の黒岳ルートは高山植物の花園が見られる。また、天人峡温泉の羽衣ノ滝や敷島ノ滝も秘境の滝として訪れる価値十分のところ。

アイヌの人たちが「神々の遊ぶ庭」と呼んだ大雪山国立公園は、全国的にも数少ない、手つかずの大自然が残るエリアである。高山植物や野鳥、動物、昆虫たちが四季折々の美しい大自然の中で息づいている。 　その主峰旭岳（２２９０メートル）の山麓に設けられたコマクサコース、見晴台コース、クマゲラコース、ナナカマドコースの４つの自然探勝路では、気軽に大雪の自然探索が楽しめる。ここでは、氷河期の生き残りといわれる珍しいナキウサギの声や、コマドリ、ミソサザイ、ルリビタキなど多くの野鳥の声を聞くことができる。 　特に４月から６月末にかけて、巣づくりにはげむ野鳥の美しいさえずりが多く聞かれ、訪れる人をなごませてくれる。

アクセス 電車・バス＝ＪＲ旭川駅から旭岳天人峡行バスで９０分、１日２往復（６月１５日から１０月末は１日３往復）運行。 マイカー＝旭川空港から約５０分、ＪＲ旭川駅から７０分、 ＜問合せ先＞ 東川町商工観光課・北海道上川郡東川町東町１−１６−１，０１６６・８２・２１１１