大野(佐世保市)とは? わかりやすく解説

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大野地域 (佐世保市)

(大野(佐世保市) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 03:09 UTC 版)

大野
おおの
日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
自治体 佐世保市
旧自治体 北松浦郡大野町
世帯数
7,695世帯
総人口
18,862
国勢調査、2015年10月1日)
隣接地区 佐世保市本庁地区、中里皆瀬地域
佐世保市柚木地域世知原地区
佐世保市役所大野支所
所在地 〒857-0136
長崎県佐世保市田原町13-29
リンク 大野支所公式ページ
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大野地域(おおのちいき)は、長崎県佐世保市中北部の地域である。 旧北松浦郡大野町相神浦七ヶ村[1]の1つ。豆粒文土器が出土した泉福寺洞窟がある。

地理

町名

1958年昭和33年)、・字を廃止し、町を設置した。

町名設置前 町名設置後
大野田原免 大野町
瀬戸越免 瀬戸越町
原分田原免 田原町
知見寺免 知見寺町
原分岡免 原分町
松瀬岡免 松瀬町
松原免 松原町
矢峰免 矢峰町
  • 地形などによる町名の分割方法とは違った住宅地の分布(公民館区)による地域区分も存在する。[2]
  • 大野町(おおのちょう)

サイクリングロードとなった柚木線廃線跡から相浦川右岸にかけての平地からなり、大野中学校下手から池野公園まで、東西1km以上、幅200m以下で細長く続く。地域を代表する地名であるが、核になる施設がない純然たる住宅・小売店の集中地域。

  • 瀬戸越町(せとごえちょう)

市民には「せとごし」の誤読で広く知られている。相浦川左岸一帯を指し、春日小学校区となっている。1985年(昭和60年)に瀬戸越1 - 4丁目が独立し、国道204号の西側の前岳山麓一帯のみ瀬戸越町として残った。眼鏡岩(平戸八景)付近の住宅地をのぞくと山林に覆われ、麓に西蓮寺や町工場が点在している。

  • 田原町(たばるちょう)

大野支所・左石駅佐世保北郵便局が位置する、実質的に大野地区の中心地。旧町時代からの保険会社や銀行支店、比較的大きな病院が多い。大野小学校や長崎県立佐世保西高等学校・大野幼稚園・あさひ保育園を含む文教地域でもあり、学習塾や習い事教室も多い。

  • 知見寺町(ちけんじちょう)

地名にある「知見寺」という寺院は実際には存在していない。北部に位置し、世知原町境の稜線から続く山腹に広がる。緩やかな斜面のため、溜池が多く、水田も中腹では発達しており、山林は集落が途絶えた町境付近に広がる。中腹の石盛山付近には広大なゴルフ場が開かれている。

  • 原分町(はるぶんちょう)

市民からは「はらぶんちょう」と呼ばれる事が多い。西端に位置し、相浦川右岸から知見寺町に至る斜面上の住宅密集地。地滑り地帯でもあり、1997年には家屋が真ん中で折れる地滑り被害の映像が全国に流れた。道路は狭く屈曲している。国道沿いにはロードサイドショップが並ぶ。

  • 松瀬町(まつせちょう)

大野町の北側にかぶさるように展開する住宅地。北部の知見寺町との境付近の山林地方から東部の池野地区(大野町との境)、西部の原分町との境の住宅地まで広範囲にわたる。大野中学校を起点とし、県道151号線沿いに民家が集中している。このため、佐世保市交通局(佐世保市営バス)天久保線(終点が松瀬町)も設定されている。最上段に岩下洞穴が発見された。山林や棚田も残っているが、大野町側の斜面にも新しい宅地開発も進んでいる。

  • 松原町(まつばらちょう)

国道498号沿いに瀬戸越から続くロードサイドショップが最下段に位置し、買い物客で賑わう。ロードサイドショップを外れると、急に山深くなり、烏帽子岳北麓の緩やかな斜面に連なる。このため、町域のほとんどが山林で占められる。

  • 矢峰町(やみねちょう)

東端に位置し、柚木地域に至る。柚木との境は台地が相浦川まで張り出し、地形的には明確に離れている。佐世保市交通局矢峰営業所が位置するため、ここまでバスの往来が激しい。ロードサイドショップの東端にあたり、周辺は郊外住宅地となっている。

  • 瀬戸越1 - 4丁目

1985年(昭和60年)、住居表示実施により、国道204号より東側すべてが分立した。中央部の1丁目は泉福寺洞窟を含む丘陵地で人口希薄地帯だったが、春日の杜ニュータウンが新たに開発されて大きく変容した。東部の2丁目は長崎労災病院を含む古いロードサイドショップ群で、松原町の開発によって衰退する一方、高層アパート化が進んでいる。春日小学校から長崎県立佐世保工業高等学校に至る谷に位置する3丁目は、古くから住宅地として開けていた。国道204号と498号が合流する4丁目にはロードサイドショップが林立し、佐々町に移転した西肥自動車大野営業所跡地には、大野モールができ、新しい商業地の中心になっている。

交通

バス

  • 西肥バス
    • 大野バス停・大野モール前に大野待合所がある。
    • 佐世保駅前から北部方面行きが大きく「大野経由」と「日野経由」に分かれ、佐々バスセンターより先の吉井などに向かう路線は全て大野を経由する。以下では大野地区内で国道204号から分岐する路線を示す。
    • [W2]佐世保駅前 - 大野 - 四条橋 - 池野 - 柚木
    • [W3]佐世保駅前 - 左石 - 矢峰 - 柚木
    • [T5]佐世保駅前 - 大野 - 四条橋 - 天の久保 - 知見寺耳切 - 世知原
    • [T6]佐世保駅前 - 大野 - 四条橋 - 天の久保 - 知見寺耳切 - 世知原 - 吉井
  • 大野まめバス
    • 才牟田線 大野モール - 大野 - 四条橋 - 坂の上分道 - 才牟田 - 上楠木公民館
    • 岩下洞穴・瀬戸越団地線 大野モール - 瀬戸越団地 - 淀姫神社 - 岩下洞穴
  • させぼバス
    • 佐世保市営バスの路線 - 現在も西肥バス兼させぼバスの営業所が矢峰町にあるため、矢峰行きが日中7〜14本/時、最大で18本 (平日8時台) といった高密度で運行されている。
    • [W4]佐世保駅前 - 左石 - 矢峰
    • [T4]佐世保駅前 - 大野 - 西高校入口 - 坂の上分道 - 十文野 - 小川内公民館前
    • [T7]佐世保駅前 - 大野 - 四条橋 - ( 岩下洞穴入口 : 天の久保行のみ) - 天の久保
    • その他、佐世保駅前 - 大野 - 西高校入口 ( - 中里、相浦方面 )
    • 矢峰- 大野 - 西高校入口 ( -中里-日野、SSK相浦循環線 )
    • 矢峰 - 俵町( - 松浦町国際通り-日野、SSK相浦循環線 )

鉄道

道路

施設

公共

教育機関

高等学校

中学校

小学校

商業

参考文献

脚注

  1. ^ かつての松浦郡(後の北松浦郡)里美・柚木・大野・皆瀬・中里・山口・新田の相浦川沿岸7ヶ村。
  2. ^ http://www.city.sasebo.ed.jp/es-ohno/common/getDispBinFile.asp?t=T_KIJI&n=shiryou1&s=4&k=11687 大野小学校 校区図

関連項目


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