大谷池について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/19 14:37 UTC 版)
大谷池は大谷砂留を通る渓流が注ぐ「ため池」。堤高は14.5m、貯水量は9100トン、標高は112m。大谷池の西岸を広島県道158号線が南北に走っている(狭小路)。手前には有地隆信が築城し、有地景信が居城した大谷城跡や採石場跡がある。また、数多くの神社もあり、湖畔にも大谷荒神社が祭られている。大谷荒神社脇にも渓流があるが、こちらには砂留は存在しない。出水ゲートは池の北東部にあり、堀町川の水源となっている。大谷池は、2016年の広島県の耐震性調査によって安全性を示す「健全度」がA-B-Cの3ランクの内の最低のC(震度5強程度の地震で決壊の恐れがある)とされ、貯水量の制限がかけられている。今後は、堤防の耐震補強工事が実施されなければ満水にしてはならないとされる。決壊した場合は50分以内に芦田町福田までの範囲で水深0.5-1m前後の床上床下浸水になるとされる。また有地川、堀町川の水深は2-3mになると予想されている。 北から大谷池を見る 北東側より堤防を見る
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