大統領府報道官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 03:36 UTC 版)
ロケは2017年11月6日にドゥテルテ大統領の報道官に就任した。ドゥテルテによれば、ロケは自分のように「少しいたずらっ子のような話し方」をするので、この役に適しているという。ロケは、ドゥテルテが大統領の発言を理解できる人を探していたと言い、ソフトな話し方をする彼の前任者エルネスト・アベラを「本当に牧師のようだ」と評した。2018年、ロケは大統領報道官に就任した際に「私の個人的な意見を失った」と述べ、仕事の性質上、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の立場を中継して伝える必要があると付け加えた。彼は国際刑事裁判所(ICC)を支持するなど、報道官の就任前の彼の個人的な意見を支持すると主張している。報道官として、彼はドゥテルテ大統領が決定したフィリピンのICC加盟脱退を支持した。 2018年8月、ダバオでのレイプ率が高いのは魅力的な女性がたくさんいることが原因であるというドゥテルテの発言が物議を醸したことについて、ロケは「南部ではよりリベラルだ」と述べ、大統領の発言を擁護した。 ロケは新型コロナウイルスのパンデミックに対するフィリピン政府の省庁間タスクフォースのメンバーを務めていたが、2021年9月にタスクフォースのオンライン会議の映像が流出した際に物議を醸した。映像にはロケがマニラ首都圏をより制限の少ない検疫プロトコルに戻す計画に反対した医師達を激しく非難し、暴言を吐く光景が映されていた。辞任を求める声がソーシャルメディアで広まり、彼は後に記者会見で謝罪した。
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