大多摩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 05:43 UTC 版)
大多摩(おおたま)とは、東京都多摩地域西部の西多摩地域に、山梨県東部の北都留郡の2村を合わせて指す呼称。
概要
東京都の西多摩地域に、電話、電力、バス路線などで、山梨県よりも東京都西多摩地域とつながりの深い、山梨県北都留郡を加えた地域であり、社団法人大多摩観光連盟の加盟市町村。
具体的には、東京都青梅市、あきる野市、福生市、羽村市、西多摩郡瑞穂町、日の出町、奥多摩町、檜原村、および山梨県北都留郡小菅村、丹波山村の4市3町3村をいう。大多摩観光連盟には、かつては八王子市、神奈川県相模湖町(現相模原市)も加盟していたが現在は脱退している。
小菅村、丹波山村は多摩川の源流地域でもあり、東京都水道局の水源涵養林もあり、西多摩地域のみならず、東京都全体にとっても切っても切れない地域である。
沿革
- 1946年(昭和21年)9月 - 旧東京都西多摩郡地域の行政組織を会員とし、社団法人大多摩施設協会創設。大多摩の命名は小説家の吉川英治である。なおこの時点ではあくまで西多摩地域の別称であり、山梨県の2村は参加していなかった。
- 1959年(昭和34年)4月 - 大多摩観光連盟が社団法人大多摩観光施設協会と分離し、山梨県丹波山村、小菅村加盟。
- 1979年(昭和54年)4月 - 神奈川県津久井郡相模湖町加盟。
- 1980年(昭和55年)4月 - 八王子市加盟
- 1987年(昭和62年)4月 - 社団法人大多摩観光連盟設立。
- 1988年(昭和63年)3月 - 相模湖町脱退。
- 1990年(平成2年)3月 - 八王子市脱退。
小菅村、丹波山村と、西多摩地域のつながり
- 電力 - 両村ともに、西多摩地域の全部と北多摩地域の一部とともに、東京電力立川支社の管轄(小菅村長作を除く)。
- 電話 - 両村ともに青梅MA(単位料金区域)で、市外局番は0428。青梅市、奥多摩町とは市内通話になる。
- バス路線 - かつて、両村ともに山梨県の他市町村とつながる毎日運行のバス路線はなく、奥多摩駅から西東京バスが連絡しているのみであったが、松姫バイパスの開通に伴い、富士急バスが大月駅から小菅村の小菅の湯までのバスの運行を開始した。
関連項目
外部リンク
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