大吉の家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/02 17:14 UTC 版)
河地健二(かわち けんじ) 声 - 伊藤昌一 / 演 - 中村梅雀 大吉の父。時代的なものもあるが、自身が会社勤めで、子育てを妻の幸子ばかりに負担をかけさせたことを後悔している。第2部では、りんの優秀な成績に驚き、好きな道を進めるよう幸子とともに背中を押している。実写映画版の氏名は「河地実」。 河地幸子(旧姓・鹿賀) 声 - 峰あつ子 / 演 - 風吹ジュン 大吉の母。りんの姉にあたるが、自分のことはおばちゃんと呼ばせている。編み物が得意。話が長くなると、話の内容が段々と逸れていく場合が多い。生まれた時にギンモクセイが実家に植えられている。 当初は不貞の子である、りんを疎んでいたが、大吉がりんを連れて帰郷した際に、大吉の説諭を理解し、りんを積極的に受け入れようと動いた。結果的にりんと河地家のわだかまりは無くなり、りんを孫のようにかわいがることになる。 若いころは仕事に熱心な女性だったが、カズミの出産を機に会社を辞めざるを得なくなった過去がある。そのためか本心なのかは分からないが、子育てを「犠牲」と口にしてしまっている。 第2部では、りんからは呼び方が「おばあちゃん」になっている(ただし大学時代でまた「おばちゃん」に戻っている)。りんが大学1年の年末のころに、やや体調を崩している。実写映画版の氏名は「河地良恵」。 河地カズミ 声 - 内山夕実 / 演 - 桐谷美玲 大吉の妹。実家を離れ働いている。小さいころは身体が弱く甘やかされたため、わがままに育った。生まれた時にギンモクセイが実家の庭に植えられている。実家に帰った時は普段着として高校時代のジャージで過ごしており、結婚して娘が生まれても体操服とジャージのズボンで過ごしている。 自分の自由な時間が減るのを極端に嫌い、早くに結婚や子供を授かるのを嫌っている。りんの小学1年生の春休みのころに結婚が決まったが、唯一の不満がやはり婚約者が子供を早く欲しがっている点だった。第2部では、娘のマミが生まれており子育てから腰痛を抱えて疲労している。髪型も結婚前は名古屋巻きだったが、短く切っている。 なお、実写映画版では幼稚園の先生であるため、原作と比べると、りんとの関わりが深くなっている。キョウイチという彼氏がいる。 マミ カズミの娘。りんがかわいがっている。夜泣きがすごく、カズミも夜が眠れていない。結婚前に夫が子供を早く欲しがっていたわりには、まだ幼子なのでカズミを優先したものと思われる。
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