大合作とは? わかりやすく解説

大合作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/30 01:24 UTC 版)

大合作』(だいがっさく)は、多数の作家の共同制作による漫画作品。講談社の雑誌『月刊アフタヌーン』の創刊10周年を記念して制作された。また、同様の企画の第二弾となる創刊14周年記念の『大合作2』もここで扱う。

『大合作』

「アフタヌーン創刊10周年記念」として、トニーたけざき総指揮のもと総勢40人超の連載作家陣により制作された。『月刊アフタヌーン』1997年2月号に掲載。全50ページ。

内容は連載作品のキャラクターが多数入り乱れ、マラソンやクイズ大会や恐竜との乱闘を行うというスラップスティックなもの。特に『寄生獣』・『地雷震』・『勇午』などシリアスな作品のキャラクターがかなり崩れたギャグシーンを見せている。 また、作中見開きで『ああっ女神さまっ』のヒロイン・ベルダンディーの水着姿を34名の参加作家が描き合ったページがあり、どれをどの作家が描いたのか読者に当てさせるといった企画も行われた。なお水着のデザインは士郎正宗が担当した。

参加作家一覧

()内は当時の連載作品。『大合作』制作時にはすでに終了していた作品もある。

また、製作当時に他の作家のアシスタントをしていた佐藤秀峰弐瓶勉なども作画協力として参加している。

『大合作2』

「アフタヌーン創刊14周年企画」として、園田健一総監修のもと総勢30人超の連載作家陣により制作された。『月刊アフタヌーン』2001年2月号に掲載。全51ページ。

院長・加農砲介(『砲神エグザクソン』)の陰謀渦巻く大病院を舞台にしたやはりスラップスティックな内容のもの。病院が舞台であるため女性キャラクターの大半がナース服で登場する。また『ああっ女神さまっ』のスクルドを参加作家が描きあった見開きページもあり、前回同様、読者にどれをどの作家が描いたのかを当てさせる企画が行われた。なお今回は、トニーたけざき沙村広明がそれぞれ自身の本来のものとまったく違った絵柄で描くなどしており、前回よりも難易度が高い。参加した作家の間でも「あれは誰の?」といった疑問や情報交換が交わされたという(後述の単行本より)。

参加作家一覧

()内は当時の連載作品。『大合作2』製作時にはすでに終了していた作品もある。

また、高橋慶太郎が作画協力として参加している。

単行本

  • 大合作(トニーたけざき園田健一あさりよしとお著、2002年刊、講談社ISBN 4063345041
    • 『大合作』および『大合作2』を完全収録するほか、掲載当時の作家コメントや予告イラストなども収録。また「大合作ギャラリー」と題して、各作家が自分の作品以外のキャラクターを描いた描きおろしのイラストカット46点が収録されている。

脚注

  1. ^ 『女神調書』はルポ漫画であったため作者の小原慎司本人がキャラクターとして出演している

外部リンク


大合作(2002年刊、講談社)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 21:49 UTC 版)

黒田硫黄」の記事における「大合作(2002年刊、講談社)」の解説

月刊アフタヌーン創刊10周年記念して制作され合作漫画『大合作』14周年記念して制作され『大合作2』収録黒田は両作品参加し連載作品キャラクター登場させているほか、『ああっ女神さまっ』キャラクター多数作家描き合う企画にも参加している。

※この「大合作(2002年刊、講談社)」の解説は、「黒田硫黄」の解説の一部です。
「大合作(2002年刊、講談社)」を含む「黒田硫黄」の記事については、「黒田硫黄」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「大合作」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大合作」の関連用語

大合作のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大合作のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大合作 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの黒田硫黄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS