売り上げと批評家の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/01 13:46 UTC 版)
「ジェフ・ローブ」の記事における「売り上げと批評家の反応」の解説
『バットマン: ロング・ハロウィーン(英語版)』、『スーパーマン・フォー・オールシーズン(英語版)』、マーベルの「カラー」本(『Daredevil: Yellow、『スパイダーマン: ブルー(英語版)』、『Hulk: Grey』は高く評価されており、特に『ロング・ハロウィーン』はメディア展開もされた。 ローブがレッドハルクを初登場させた『ハルク』第1号は2008年1月のコミック売り上げで1位を獲得した、『ハルク』誌の売り上げはその後も好調であったが、批評家の反応は賛否両論であった。第7-9号と『King-Size Hulk』第1号をまとめたトレードペーパーバック『Hulk: Red and Green』は2009年5月の『ニューヨーク・タイムズ』グラフィックブック・ベストセラー・リスト(英語版)入りを果たした。 『アルティメッツ3(英語版)』の第1号はシリーズ史上1位の売り上げを記録したが、批評的には前作に及ばなかった。『アルティメッツ3』の続編となる『アルティメイタム(英語版)』の第1号は2008年11月の売り上げ1位となった。ウィード・コミックブック・レビュー(英語版)のアンドリュー・C・マーフィーはB+評価を下し、デヴィッド・フィンチの作画を賞賛した。またベン・バーガーはC評価を与え、あまりにも説明が多いことを指摘したが、彼もまたフィンチの作画に関しては賞賛した。シリーズの残りの号は概ね批判的な評価を受けた。IGNのジェシー・シェディーンは最終号をこき下ろした上、「『アルティメイタム』は今まで私が読んだ中で最悪のコミックの1つ」と述べ、「究極の悪夢」(the ultimate nightmare)と評した。批判点はカニバリズム描写を含む暴力表現やショッキングな展開を売りにしたことにある上、ローブの台詞、キャラクター描写、ストーリーテリング、ストーリーのオリジナリティの欠如も槍玉に上がり、ブライアン・マイケル・ベンディスやマーク・ミラーといったこれまでにアルティメット作品を手がけた者たちの方が適任であったと指摘された。2009年に『アルティメッツ3』と『アルティメイタム』はコミック・アリアンスによって「この10年で最悪のコミック15本」に選ばれた。
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