塩化アンモニウムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 化合物 > 化合物 > 塩化アンモニウムの意味・解説 

えんか‐アンモニウム〔エンクワ‐〕【塩化アンモニウム】

読み方:えんかあんもにうむ

アンモニア塩酸中和し得られる無色結晶苦み帯びた辛みがあり、によく溶ける天然には火山噴出物中などに存在肥料乾電池製造・めっきなどに使用化学式NH4Cl 塩安。磠砂(ろしゃ)。


塩化アンモニウム

分子式ClH4N
その他の名称塩化アンモニウム、Ammonium chloride
体系名:アンモニウムクロリド


塩化アンモニウム

通常塩安塩化アンモニウとも呼ばれている。膨張剤一種で、炭酸水素ナトリウム(重曹)と併用して用いられる事が多い。  

塩化アンモニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/30 07:17 UTC 版)

塩化アンモニウム(えんかアンモニウム、ammonium chloride)は、化学式 NH4Cl、式量 53.50 [2]。別名塩安(えんあん、Muriate)[2]。工業薬品JIS K1441-86、試薬JIS K8116-92、食品添加物[2]


  1. ^ a b Solid state data from Ammonium chloride in Linstrom, P.J.; Mallard, W.G. (eds.) NIST Chemistry WebBook, NIST Standard Reference Database Number 69. National Institute of Standards and Technology, Gaithersburg MD. http://webbook.nist.gov (retrieved 2008-10-22)
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 「【塩化アンモニウム】」『12996の化学商品』化学工業日報、1996年、3-4頁。ISBN 4-87326-204-6 
  3. ^ 『化学大辞典』 共立出版、1993年
  4. ^ 特徴としては、1.無硫酸根肥料なので、作物の根腐れの原因となる硫化水素を発生させない。 2.ケイ酸、マグネシウム他ミネラル類の吸収を促進するため、土壌改良資材の効果を高める。 3.硝酸化成速度が穏やかなので高い肥効が続く。更に、土壌の光合成細菌の増殖を促進するのでそれによる窒素肥効の緩効化がある。 4.光合成促進機能がある。 5.イネについては倒伏しにくくなる効果がある。 6.いくつかの作物の食味・栄養価を改善する、等がある(塩安系肥料のおはなし (PDF)セントラル硝子内塩安肥料ページから))。ただし、塩化カリウムと同様に、塩素を嫌う作物には適さず(塩素感受性植物やサツマイモ、タバコ等の品質に影響の出る作物など)、また作物の実等の生成や質向上に硫黄分を多く必要とする作物については硫安より有意に成績(収量及び品質)が下がる場合がある。また塩安は硫安より土壌pHの低下が発生しやすい。


「塩化アンモニウム」の続きの解説一覧

塩化アンモニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:54 UTC 版)

現像」の記事における「塩化アンモニウム」の解説

昔から迅速定着液主薬として使用されてきた。一般に膨張剤一つして売られており入手しやすい。

※この「塩化アンモニウム」の解説は、「現像」の解説の一部です。
「塩化アンモニウム」を含む「現像」の記事については、「現像」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「塩化アンモニウム」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「塩化アンモニウム」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



塩化アンモニウムと同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「塩化アンモニウム」の関連用語

塩化アンモニウムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



塩化アンモニウムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
イシハライシハラ
Copyright (C) 2024 Ishihara Co.,Ltd. All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの塩化アンモニウム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの現像 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS