埼玉県知事選出馬表明と断念
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「行田邦子」の記事における「埼玉県知事選出馬表明と断念」の解説
2019年1月8日、自らが長年取り組んできた男女共同参画等の法律が、昨年の通常国会で成立し、政治活動に一区切りがついたとして、同年夏改選の参院選への不出馬を表明した。その後同年4月22日に、同年夏の埼玉県知事選挙に出馬する意向を示し、5月9日に自身のブログで立候補を正式に表明した。6月5日に希望の党を離党。6月23日、記者会見を開き、自民党に支援を求めたが断られた経緯を明かした。悔しさをにじませつつ、5日前に出馬表明した元プロ野球選手の青島健太を「自民党という大きな政党の立派なおみこしに担がれた方」と評した。参議院議員には7月28日の任期満了まで在任した。 その後も、埼玉県知事選挙に向け準備を進めていたが、2019年8月6日、熱中症の疑いで入院。陣営幹部は同日の選挙対策会議で、行田に出馬を取りやめるよう促す方針を決めた。公示日前日の8月7日、立候補を断念したと発表。 埼玉県知事選では、上田清司知事が国民民主党参議院議員の大野元裕を全面的に支援することを表明していたが、上田に近い支援者らは行田に出馬断念を促していたという。行田の秘書も「票を分散させないため、大野陣営から水面下で出馬断念の話が来ていた」と明かした。 行田は政治経歴から同じ旧民主党出身の大野と支持層が重なるとみられており、非自民の主要候補が大野に一本化されたことにより、立憲民主・国民民主・社民・共産の各県組織の追い上げは加速した。ところが8月16日、行田は自身のFacebookにおいて病室で撮影された動画を公開し、「おみこしに担がれた方」と批判した青島健太に投票すると明らかにした。また、病院での検査中に開催された選挙対策会議で、出馬取りやめの方針が打ち出されたことを、後から聞いたと述べた。8月26日の投開票の結果、行田が支持を表明した青島は落選した。 2019年12月31日に「未来の埼玉を創る会」の解散を届け出た。 2020年4月3日、自由民主党本部で党幹事長の二階俊博と面会し、自由民主党への入党の意向を示した。その後、野田聖子の後押しを受けて自由民主党に入党し、党本部参与に就任。
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