地鎮祭の流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 09:56 UTC 版)
神式の一般的な地鎮祭の流れは次の通りである。 手水(てみず、ちょうず) 神事の会場に入る前に手水桶から掬った水で両手を洗い、心身を浄める。 修祓(しゅばつ) 開式の後、祭典の本儀に先立ち、参列者・お供え物を祓い清める儀式。 降神(こうしん) 祭壇に立てた神籬に、その土地の神・地域の氏神を迎える儀式。神職が「オオ~」と声を発して(「警蹕(けいひつ)」と言う)降臨を告げる。 献饌(けんせん) 神に祭壇のお供え物を食していただく儀式。 祝詞奏上(のりとそうじょう) その土地に建物を建てることを神に告げ、以後の工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上する。 清祓・散供(きよはらい・さんく) 土地の四隅を祓い清め、合わせて米・塩・切麻を撒く。切麻(きりぬさ)・散米(さんまい)とも言う。 地鎮(じちん) 忌鎌(いみかま)を使った草刈初(くさかりそめ)、忌鍬(いみくわ)を使った穿初(うがちぞめ)、鎮物(しずめもの)の埋納等が行われる。 玉串拝礼(たまぐしはいれい) 神前に玉串を奉りて拝礼する。玉串とは、榊等に紙垂と木綿を付けたもの。 撤饌(てっせん) お供え物を下げる。 昇神(しょうしん) 神籬に降りていた神をもとの御座所に送る儀式。この後に閉式が行われる。
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