地球規模のコンピュータネットワーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 03:00 UTC 版)
「J・C・R・リックライダー」の記事における「地球規模のコンピュータネットワーク」の解説
リックライダーは1962年8月、BBNにいたころに地球規模のコンピュータネットワークのアイデアをまとめつつあり、「銀河間コンピュータネットワーク (Intergalactic Computer Network)」を論じた一連のメモを書いている。そのアイデアには今日のインターネットのほとんどあらゆる部分が含まれている。彼の論文 The Computer as a Communication Device(通信装置としてのコンピュータ)は1968年4月 Science and Technology 誌に掲載されたもので、ネットワークについての彼のビジョンを描いていた。 1967年、リックライダーは Carnegie Commission on Educational Television に論文 Televistas: Looking ahead through side windows を送った。これは、テレビを「放送」ではなく、双方向通信ネットワークで利用することを提案したものである。Carnegie Commission は Corporation for Public Broadcasting を創設した。Carnegie Commission の報告書には「リックライダー博士の論文が完成する前に、委員会はその結論を公式化していた」と説明されているが、ジョンソン大統領は1967年の Public Broadcasting Act に署名する際に「したがって我々は知識のための巨大なネットワークを構築する新たな方法を考慮しなければならないと思う。それは単なる放送システムではなく、情報を送信して蓄積し、個人がそれを活用できるものだ」と述べており、リックライダーの論文を踏まえた発言と見られる。
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