地上波テレビ局とインターネットテレビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 02:10 UTC 版)
「インターネットテレビ」の記事における「地上波テレビ局とインターネットテレビ」の解説
2000年代末以降、既存のテレビ局も本格的にインターネット動画配信に参入しだした。当初は、無料でクリップ・ニュースを配信したり、過去に既存のテレビ網で放送されたドラマなどの番組を有料ビデオ・オン・デマンドによりパソコン向けに配信し始めた。ただし、テレビ局によって対応は様々で、第2日本テレビのように入会無料の例もあったが、だいたいは入会金が必要であった。 ラジオ局が映像配信をする例もあり、文化放送は2007年からインターネットラジオ「超!A&G+」では低解像度ではあるが映像配信も行っていた。 日本のテレビ局は視聴率調査に関して極めて保守的 であることもあり、インターネット利用に消極的とみられていた。地方テレビ局の広告収入が減収となる恐れがある、番組の視聴率低下の恐れがある以上、地上波テレビ番組のネット配信は限定的であった。 2005年のライブドアによるニッポン放送買収騒動、楽天によるTBS買収騒動は通信と放送の融合を唱えた新興ネット勢力に対して冷ややかな形で収まったが、それから10年後、2015年に民放キー局5社によるTVerが開始され、一部の番組がネットでも配信されるようになった。2016年にはテレビ朝日とサイバーエージェントによるAbemaTVが開局し、テレビ局とネット会社の連携が成り立った。
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