国防軍再編成
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1935年5月21日に、全38条からなる兵役法が施行される。 第一条一、兵役はドイツ民族に対する名誉ある勤務である。 二、すべてのドイツ男子は、兵役の義務を負う。 三、戦時においては、兵役の義務を超越して、すべてのドイツ男子と、すべてのドイツ女子は、祖国のための勤務について義務を負う。 第二条国防軍は武器を執って防衛するものであると共に、ドイツ民族に向かって、軍隊的な教育を施すべき学校である。国防軍は、陸軍、海軍および空軍より成る。 第三条一、国防軍の最高司令官は指導者兼首相(Führer und Reichskanzler)である。 二、国防大臣はその下にあって、国防軍の高級指揮者として、国防軍に向かって指揮権を発動する。 国防軍の誕生とともに再軍備はいよいよ公然化し、1936年の総軍事費は102億7300万ライヒスマルク、1938年には172億4700万ライヒスマルクに達した。国民総生産に対する割合は、1936年で15.7%、1938年には21.0%に達している。
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