国立成育医療研究センター臓器移植センターの歴史・実績
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2016年12月現在で、肝移植後の患者生存率は1年生存率、3年生存率、5年生存率、10年生存率、いずれも全国平均を上回っており、移植した臓器が生着する率は、日本国内で最も良好。欧米、アジアの小児肝移植施設の中でも最良である。 脳死移植の実績としては、22例の脳死ドナーから提供された肝臓を移植する肝移植手術(脳死肝移植)を行っており、そのうち11例は提供された肝臓を分割して移植する分割肝移植を行っている。 さらに、2013年8月には日齢11の先天性代謝異常症の男児に肝細胞移植を行い、成功した。国内における小児の肝細胞移植治療として初の症例。2014年6月には小児から小児へのドミノ肝移植を行い、順調に回復。 肝移植を受けるレシピエントだけではなく、生体ドナーの身体負担をできるだけ軽減する手術法の開発にも取り組み、2013年12月には腹腔鏡を使ったドナー手術を行っている。 2005/6/1移植外科開設 2005/11/18生体肝移植 2007/5/18生体肝腎同時移植 2010/8/29脳死肝移植(分割) 2011/5/1臓器移植センター開設 2012/6/15小児ドナー脳死移植 2013/8/10肝細胞移植 2013/12/19腹腔鏡ドナー手術 2014/6/18ドミノ肝移植 2016/11ES細胞を用いた肝細胞移植の前臨床試験
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