こてい‐ひりつ【固定比率】
固定比率
・固定比率 = 固定資産 ÷ 自己資本
・長期間資金が拘束されてしまう固定資産に対して、どの程度、返済期限が無い自己資本で賄われているか、資金の安定性を判断する指標である。
・固定資産は、長期に渡って使用される資産(機械類や工場等)である為、返済義務のある負債(他人資本)でなく、返済の必要のない自己資本での調達が望ましい。
・固定比率が低い程、資金調達が安定しているが、逆に固定比率が高いと他人資本に依存していることを意味し、安定性が低いと考えられる。
・銀行や取引先は、固定比率も用いて倒産リスクを判断することもあるため、安定性が低い企業は、状況次第では、増資によって自己資本を増やす等行い固定比率を改善することが求められる。
・尚、一般的には、土地、建物、機会などを所有する製造業では固定比率は高いが、IT業界といった固定資産をあまり持たない業界は固定比率が小さくなる傾向がある。
「固定比率」の例文・使い方・用例・文例
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